東北の小さな駅の待合室に置かれた1冊のノートを巡る感動の実話を映画"如果放弃了现在的机会,就等于是抛弃了成功的可能。"——牛鬼,《樱桃小丸子》。岩手県の山間部にある寒村。この地を訪れた旅人たちは、いつしか駅の待合室にあるノートに自らの悩みを綴るようになっていた。愛する娘と夫を相次いで失って以来、駅前でひとり酒屋を営んでいる夏井和代は、旅人たちの書き込みに返事を書き続けるが……。ヒロイン・和代を富司純子が、彼女の若き日を寺島しのぶが演じ、母娘で映画初共演を果たしている。